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座長あいさつ
 関西ライフライン研究会は、官・民・学の技術者有志が集い、平成4年に発足しました。その後、平成7年に兵庫県南部地震が発生し、震災復旧についての研究、震災対応における問題点の追求など、活発な活動と実務に役立つ情報発信を行ってまいりました。平成23年の東日本大震災、平成28年の熊本地震の被害、平成30年の北海道胆振東部地震における北海道全域のブラックアウトなど、日本各地で様々な形での地震被害が相次ぐ中、関西地域でも地震防災の意識は以前より高まっています。
 しかしながら、昨今の災害の様相は複雑化し、防災対策も難しくなってきています。例えば、新型コロナウイルスによる影響(COVID-19)下では、ライフライン事業者などでは、事業継続のため運転員をシフト制にするなどの工夫がなされてきました。そして、このような状況下での防災対策では、感染防止に留意しながらの被害把握や復旧方法を検討しなくてはなりません。
 一方で、COVID-19では、オンライン会議などの新技術の活用が一気に進みました。そして、オンライン会議の例では、自宅などからでも容易に打ち合わせに参加することができるため、居住地などの制約を受けず、例えば転勤した同僚や退職した先輩など、多様な人材が議論や業務に参加しやすい環境整備が進んだといえます。また、高速な5G通信やAIの活用など、新しいブレークスルーにつながりそうな新技術も多数あります。
 このような新技術をさらに活用していくことで、老若男女を問わず多様な人材が、一つの目標に向かって協力しあうことが容易になるのではないかと考えています。そして、将来の複雑化した災害に備えるには、官・民・学を問わず、様々な経験や知識を持つ人材が知恵を出し合うことが必要不可欠であると思います。
 そこで、令和4年~令和6年度の第11期では、新技術をさらに学んで活用し、会員同士の交流を一段と深化していこうと考えています。今後とも皆様方の積極的な御参加と御協力をお願いする次第です。

関西ラフライン研究会座長  一井 康二

座長
第四代座長
関西大学 社会安全学部
教授 一井 康二


 
 
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