ライフラインを守る 国土交通省近畿地方整備局 加藤俊昌 　新年おめでとうございます。 　私達が生活していく上で安全・安心が重要です。生活を支えるものとして、電気、ガス、水道、下水、電話の身近な物から道路、鉄道、港湾、空港、河川、ダム等のライフラインがあります。また、消防や医療や警察等といったソフト部門もライフラインに含まれます。これらは連携して機能することで安全・安心な社会が成立しています。このため、普段の時も地震や洪水の非常事態の時も「正常に機能して当たり前」が求められます。しかし、日頃使っているライフラインの存在をあまり意識していない様に、ライフラインの維持管理や老朽化対策や耐震対策等について市民の関心は薄れています。 　 一口にライフラインの安全・安心と言っても一朝一夕には構築出来ません。長い年月と経験を積み重ねて達成されるものです。しかも世の中は絶えず進展しています。その時々の社会情勢に依って求められる安全・安心の度合いも異なり、より安全・安心を進化させていかなくてはいけません。この様に安全・安心については、絶えず追い続けなければならない永遠のテーマなのです。 　 その中で我々、ライフライン事業に携わる技術者としては、日々の技術の研鑽と努力が欠かせません。また、人材育成も必要です。それに地味ではあるけど着実な市民への啓発活動も重要です。大きな事も小さな一歩から！　ライフラインを守るために精進していきたいと思います。 　 今後とも、当会の活動がライフラインの信頼性向上に大きく寄与することを願っています。 。

▲