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会員からのメッセージ関西ライフライン研究会の活動の軌跡



「関西ライフライン研究会の活動の軌跡」

関西ライフライン研究会 幹事長
小川 安雄[大阪ガス(株)]

 関西ライフライン研究会の会員の皆様、平素は関西ライフライン研究会の活動に多大なるご協力、ご支援を賜り厚く御礼を申し上げます。おかげをもちまして、関西ライフライン研究会も今年度で13年目を迎えました。昨年度実施致しました会員の皆様へのアンケート調査では、大多数の会員の皆様に大変高い評価を頂戴いたしております。これは、本会の発足時から9年間座長を努められた亀田弘行先生、その後座長を引継がれた高田至郎先生のご指導のもと、会員の皆様、運営を担務する幹事会、事務局が一体となって、会の発展に尽力された賜物と存じております。
 本会の運営を担務する者のひとりとして、関西ライフライン研究会の隆盛は誠に喜ばしいことと思っております。
さて、関西ライフライン研究会では、会員の皆様により良い情報を提供させて頂くために、ホームページにおいて、幹事からの情報発信、会員の皆様の紹介や会員の皆様の忌憚のないご意見などを、掲載していきたいと考えております。
 今回はこの企画のトップバッターということで、関西ライフライン研究会のこれまでの活動の軌跡をご紹介したいと思います。

●関西ライフライン研究会の発足
  まず、本会の発足の経緯からお話したいと思います。
  本会の発足については、ホームページの「LiNKの概要」さらにその中の「LiNKの目的」を開きますと、「関西ライフライン研究会」発足趣意書がでてきます。この中に発足経緯が書かれています。その内容を紹介しますと、平成元年と平成2年の2ヶ年にわたって、土木学会関西支部で、「都市地震防災からみたライフライン系相互関連と災害情報システム」をテーマとする調査研究委員会が行われました。
  この調査研究委員会の委員長は京都大学防災研究所の亀田弘行教授でした。委員会のメンバーは、現座長の高田至郎教授(神戸大学)をはじめ大学の先生方、行政の方々、民間はライフライン事業者、ゼネコン、コンサルの方々でした。調査研究委員会の研究活動は大きな成果を収め、平成3年11月27日に土木学会関西支部講習会として、広く報告されました。私も調査研究委員会に参画させていただいておりました。この当時の印象として強く残っている事柄としては、一般には、関西で地震が起こらないと認識されているが、関西地域の地震来歴などをみると、関西は明らかに地震のよく起こるところ、であるということでした。このことは調査研究委員会参画メンバーの共通の認識であったと思います。亀田先生から、この調査研究委員会をさらに発展させた、新たな研究会を立上ようという主旨のお話を伺ったとき、皆すぐに賛同し、「関西ライフライン研究会」の設立準備がスタートしました。設立準備のための活動は精力的に推進され、翌年の平成4年4月28日には、関西ライフライン研究会の第1回総会が執り行われました。

●関西ライフラインの研究会の活動
  皆様ご存知のように、関西ライフライン研究会は3ヶ年を1期として活動を展開しております。これは、3ヶ年を活動の一区切りと考え、次の期に進むか、あるいは会を解散するかについて、3年毎に会員の総意で決することとしています。従って各期毎に活動のスローガンを掲げ、それに基づいて3ヶ年の大きな計画を立て、各年毎に具体的に活動を展開しております。表1に第1期から第5期のスローガンと主な活動を示します。この表はホームページの「LiNK概要」−「沿革」をクリックすると見ていただけます。さらに、その下の「過去の活動内容一覧表」をクリックすると、これまでの活動年表を見ていただくことができます。こちらもご覧になって下さい。


表1 関西ライフライン研究会の各期の活動

主な活動内容

第1期
(H4−H6)

「来るべき関西地域の大地震に備えて」
各ライフラインの地震対策
実際に起こった地震の調査報告から関西地域への教訓
第1期の最後に兵庫県南部地震が発生

第2期
(H7−H9)

「阪神・淡路大震災の検証」
阪神・淡路大震災のまとめ
研究成果の研究会以外への発表

第3期
(H10−H12)

「震災の教訓を活かすために」
「5年後にLiNKメンバーが綴る『阪神・淡路大震災』の実像」発刊

第4期
(H13−H15)

「来るべき関西地域の大地震に備えて 〜関西地域は地震活動期に入った〜」
地震の検証、ライフライン地震対策の進展状況、防災対策の現状と経済性の視点から「意識の持続」「的確な情報提供」を基本目標

第5期
(H16−H18)

「迫り来る南海・東南海地震と内陸直下地震に備えて」
阪神・淡路大震災から10年目を迎え、「ライフラインの総合地震防災力の検証」プロジェクトの実施とシンポジウムの開催、及び会員外も含めた情報発信の場としての「地震防災フォーラム」の開催

 関西ライフライン研究会がスタートした平成4年の翌年の平成5年1月17日には、釧路沖地震(M7.8)が発生し、2月24日に釧路沖地震の緊急報告会を開催致しました。それ以後、被害の大きな地震が発生する度に報告会を開催することが定番となりました。この企画は大変大きな反響を呼び、通常の定例研究会より、多くの会員の方々が出席されました。
  第1期はまさに地震の当たり年でありました。2年目には北海道南西地震(H5年7月12日 M7.8)、ノースリッジ地震(H6年1月17日 M6.6)が発生しました。3年目には北海道東方沖地震(H6年10月4日 M8.1)、三陸はるか沖地震(H6年12月28日 M7.5)、そして極め付けは、平成7年1月17日の阪神・淡路大震災でありました。
  第2期は阪神・淡路大震災で何が起こったのかを解き明かすために、「阪神・淡路大震災の検証」と銘打って、会の活動を展開しました。被災者自らが取りまとめた検証結果は、第2期の3年目に大阪、札幌、東京、福岡の4会場でシンポジウムとして発表され、各会場とも多数の参加者で埋まり、盛会のうちに終えることができました。
  第3期はさらに踏み込み、「震災の教訓を活かすために」を活動スローガンとして、「5年後にLiNKメンバーが綴る「阪神・淡路大震災」の実像」を発刊するという、関西からでしか発信できない情報を提供致しました。阪神・淡路大震災から6年、2期を経て、関西ライフライン研究会の阪神・淡路大震災に関する活動も、ある意味で一区切りを迎えたと言えると思います。
  第4期は気持ちも新たに、関西ライフライン研究会の発足当時の初心に立ち帰り、「来るべき関西地域の地震に備えて 〜関西地域は地震活動期に入った〜」として、地に足をつけて、会員へより良質な情報提供を心掛けて、会の活動を展開致しました。
  今期の第5期は、国の「東南海・南海地震に係る地震防災対策推進に関する特別措置法(平成15年12月17日)」や中央防災会議の東南海・南海地震による被害想定など、国レベルの地震防災に関する動きも本格化しており、これを具体的なターゲットとして活動を進めています。
  また平成17年1月17日には、阪神・淡路大震災から10年目という節目の年を迎えました。昨年12月7日には、「ライフラインの総合地震防災力の検証−阪神・淡路大震災から10年を経て−」と題したシンポジウムを開催致しました。神戸メリケンパークオリエンタルホテルにて終日開催するビックなイベントであります。91名の参加のもと、亀田先生による特別講演、内閣府上総参事官による招待講演、各ライフライン事業者のこの10年間の地震防災への取り組みが紹介されました。さらに、関西ライフライン研究会の幅を拡げるべく、一般市民の方々への情報発信も企画しております。昨年12月4日には、高知県危機管理課、高知地震防災研究会、土木学会四国支部と共催で、市民向け地震防災フォーラム「来るべき南海地震に備える−学ぶべき災害の教訓と大切なものを守るために−」を開催致しました。あいにくの荒天のなか131名の参加者を得て、盛会のうちに開催することができました。これら行事の詳細な内容につきましてはホームページの「活動報告」をご覧下さい。

 関西ライフライン研究会は会員の皆様方からの貴重な会費で運営されております。従いまして、会の目指すところは、常に会員の皆様のためになるサービスを提供することであるということを、会の運営に携わる者は肝に命じておかなければならないと思います。会員の皆様におかれましては、ホームページや定例研究会、見学会などの会の活動を通じて、遠慮なくご意見、ご要望をお寄せ下さい。
  関西ライフライン研究会は、今後も会員の皆様のための活動を推し進めていく所存でございます。
  よろしくお願い申し上げます。


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