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会員報告 (独)防災科学技術研究所 地震防災フロンティア研究センター  災害時の「被害軽減」に向けた研究活動

(独)防災科学技術研究所 地震防災フロンティア研究センター
災害時の「被害軽減」に向けた研究活動
〜災害後、すみやかに災害前の日常生活に戻るために〜

1.地震防災フロンティア研究センター(EDM)の特色
(独)防災科学技術研究所は1963年に国立防災科学技術センターとして設立されました。地震防災フロンティア研究センターでは、災害医療活動の円滑化および地域や自治体の災害対応の向上によって被災地住民の支援を行うべく、研究を行っております。また、様々な防災技術を国際社会と共有化し、その地域の防災技術として根ざすための研究を行っております。当研究センターの特色は、災害対応者のニーズに合致した支援を行うことで、結果的に被災地住民の負担軽減につながることを強く意識しているところにあります。災害をなくすことはできません。しかし、災害に遭遇した後、すみやかに災害前の日常生活を取り戻すことが、被災地住民にとって最も重要な事だと考えています。したがって、各チームの取り組みは、図1に示すように多くの災害対応者との共同研究の上に成り立っています。

図1 地震防災フロンティア研究センター研究体制

図1 地震防災フロンティア研究センター研究体制

2.研究内容
●医療防災研究チーム
  現在の医療システムは大規模で精密である一方、地震等の災害には脆弱になっています。【災害に強い病院づくり研究】では、災害拠点病院の必要とする防災力を提示し診断するシステムを開発しています。また各病院の持つ優良事例を集積し共有化する仕組みづくりを進めています。(図2)【医療ロジスティックス研究】では、災害支援チームの応援行動の分析や傷病者搬送をスムーズに行うためにGISを用いたシステム開発を行っています。

図2 災害に強い病院づくり

図2 災害に強い病院づくり

●IT化防災研究チーム
  災害情報を位置と時間で管理する時空間情報処理技術を用いて、災害時に確実に機能する情報システムの開発を進めています。(図3)開発システムは、「平常時システムをそのまま用いて災害対応を実現する」ことをコンセプトとし、地震以外でも鳥インフルエンザ発生事案への対応などで実証を重ねています。(図4)
図3 自治体職員による復旧業務から継続したライフラインデータ管理(新潟県川口町) 図4 鳥インフルエンザ発生事案への対応 事例(宮崎県清武町)
図3 自治体職員による復旧業務から
継続したライフラインデータ管理
(新潟県川口町)
図4 鳥インフルエンザ発生事案への対応 
事例(宮崎県清武町)
●国際展開研究チーム
  世界には様々な防災技術が存在します。それらの防災技術の情報を国際社会で共有すべく、ウェッブデータベースの開発を行っています。(図5)データベースの開発は、DRHアジアプロジェクト(Disaster Reduction Hyperbase-Asian Application)(文部科学省科学振興調整費研究 『アジア防災科学技術情報基盤の形成』 研究代表者:亀田弘行)と連携し、その他諸外国の専門家と協調して進めています。さらに、収集された防災技術が他の地域で根付くための提案を行っています。

図5 防災技術の情報集積データベース

図5 防災技術の情報集積データベース
(http://drh.dem.bosai.go.jp/)

3.研究成果の社会還元活動
●研究センターの一般公開
 毎年、小学生を対象とした防災意識を高める体験型プログラム『防災を学ぼう!』を提供しています。ここでは、子どもと一緒に遊びながら防災を身近に感じてもらえるように工夫しています。(図6)
●調査結果、研究成果の配信
 大規模な地震発生後は、即座に現地調査を行い、調査速報会を開催しています。(図7)
●行政機関・専門家向けの成果報告会、シンポジウム等の開催
 最新の研究成果を用いて、行政関係者や他の研究機関の関係者を対象にシンポジウムやワークショップを開催しています。
図6 2007年『防災を学ぼう!』風景 図7 新潟県中越沖地震調査速報会
図6 2007年『防災を学ぼう!』風景 図7 新潟県中越沖地震調査速報会

上記活動は、当研究センターのホームページにも掲載しております。ぜひお立ち寄りください! http://www.edm.bosai.go.jp/

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